せっかくカッコよくカスタムしたけど…
車検通るのかな?
と思ったことはありませんか?
普通に車に乗っているならともかく、我々のような車好きは多少なりとも車をカスタムしていると思います。
となると、車検に通らないカスタムを知らず知らずにしてしまっている可能性も・・・。
でも車検の検査項目がわかれば車検前に何らかの対策ができますし、ユーザー車検で激安で車検に通すこともできます。
ここでは、走りや車好きも良く知らない車検の検査項目を分かりやすく、簡単に解説していきます。
外観・内装の検査ポイント
車検証の内容と車検を受ける車が同一か
- エンジンに書かれている番号
- 車台番号
- 車検証の番号
この3つが一致しているかどうかを確認します。
いないとは思いますが、車体番号を削って分からなくしたり、違う車の車検証を積んでいると車検は通りません。(というか受けられません)
タイヤの状態
- 1番摩耗している溝が1.6mm以上あるか
- スリップサインは出ていないか
- ヒビは無いか
これらを目視、または検査器具を使って検査します。
車好きならタイヤの溝を計る器具は持っておきたいところ。
窓ガラスの状態
- ヒビ・割れは無いか
- 可視透過率が70%以下のフィルムを貼っていないか
- フロントガラスにステッカー等は貼られていないか
フロントガラスには車検ステッカー以外にモノは貼ってはいけません。
窓ガラスは、全ての窓ガラス(サンルーフ含む)が含まれます。
一応リペア(修理)キットできれいに直せるらしいけど、車検に通るかは不明。
検査官に気づかれなければ通ります。
各種警告灯は作動していないか
- エンジン警告灯
- シートベルト
- サイドブレーキ
- エアバック
などの警告灯が転倒していると車検に通りません。
例えば、ハンドルを交換してエアバックの警告灯が作動したままだったり、バケットシートに交換してシートベルトの警告灯が転倒したままだったり・・・
そんな時はキャンセラーをかませることで解決します。
内装の状態
- 各種電灯は全て点灯するか
- シートベルトは正常か
- 発煙筒の有効期限は切れていないか
- シフトパターンは表示されているか
- クラクションホーンマークがついているか
- ヘッドレストがあるか
発煙筒に関しては以前こんな記事も書きました。
MTの場合、シフトノブを変えるとシフトパターンが書いてない場合もあるので注意です。
どこかに張り付けておいてください。
昔はガムテープに手書きでも良かったんだけど、今はダメです。
ホハンドルを変えた後のーンボタンも同様。
外回りの検査ポイント
灯火装置は正常か
- ヘッドライト
- テールランプ
- ブレーキランプ
- バックランプ
- ナンバー灯
- ウインカー
多いのはナンバー灯切れ、ウィンカーのハイフラです。
ハイフラには抵抗器をかませてあげましょう。
テールランプを社外のユーロテールとかに変えた場合も、商品によっては車検に通らない可能性もあります。
気を付けて。
ワイパーの状態
- 正常に作動するか
- ガラス面の水滴を拭き取れるか
- ゴムは破れていないか
特にリアワイパーのゴムが破れていたりすると車検に通りません。
ウィンドウォッシャーはちゃんと出るか
ウィンドウォッシャーが作動するかも車検項目に入ります。
とりあえず水を入れてスイッチを入れたら水が出るようにしましょう。
まぁでもウォッシャー液なんて高いもんじゃないから、1つくらいストックしておいても良いと思います。
ウチには2本あります。
ガラスに当たるように調整したり、水が出ない場合は穴が詰まってるのかも。
マフラーは保安基準に適合しているか
- 音量は適正範囲内か
- 取り付け位置は正しいか
- 触媒はあるか
- 穴などの破損は無いか
平成22年以降の車はインナーサイレンサーをボルト止めするだけでは車検に通らなくなりました。
溶接するかリベットで止めましょう。
マフラーの穴は適当に修理しておけば何とかなるかも。
ダメなら交換で。
ちなみにアルトバンは車検対応マフラーは販売されていないので、マフラー交換した時点で車検は通りません。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
ドライブシャフトブーツは破れていないか
通称ドラシャ。
これが破損してるとハンドルがメチャクチャ重くなったり動かなくなるのでさすがに気付かない人はいないでしょう。
すぐ修理工場行きです。
ステアリングラックブーツは破損していないか
あまり聞きなれないパーツですが、ハンドルとタイヤをつなぐパーツの保護ブーツ。
敗れると危険なので検査項目に入っています。
なかなか目視は難しいかも。
予備検査場での検査ポイント
ブレーキの効き具合
ブレーキに異常がないか確認します。
異常とは
- 制動距離の伸び
- 異音
- 異臭
などがないかです。
ブレーキパットの残量もこの検査項目に入ります。
排気ガスの濃度
排気ガスの濃度が基準より高いと車検に落ちます。
- マフラーの状態
- プラグの状態
これらが正常であれば問題ないですが、古い車は要注意。
サイドスリップ検査
ハンドルをまっすぐにして進み、左右のずれがないかを確認します。
左右で5mm以上のずれがあると、車検は不合格です。
- タイヤの減り方
- 空気圧
- ハンドルのズレ
- ボディのゆがみ
いろいろな条件でズレる可能性があります。
とりあえず空気圧は正常値にしておくとイイですね。
後はアライメント調整をするとか。
ヘッドライトの光軸
- 点灯確認
- 明るさ
- 色
- 光量
- 光軸
昔は真っ青なライトが流行りましたが、青すぎると車検に通りません。
車検対応品にしたほうが無難。
ヘッドライトの汚れや黄ばみでも光量が落ちるので、黄ばみを除去しておくとイイですよ。
車検に落ちたらどうすればいいの?
そもそも、ディーラーなどで車検の事前見積もりをお願いした場合、車検に落ちることはまずありません。
見積もりの際に、車検に通らなそうな箇所はピックアップされて交換や修理を提案されるからです。
でもなんらかの理由で車検が通らない事も。
そうしたら一旦車を手元に戻し、車検が通る状態にしてから再度車検に臨むことになります。
ぼくも社外エアロにしたらウィンカーの視野性不良で車検に通らず、純正バンパーに戻して通した経験があります。
この場合、追加手数料は取られませんでした。
車検の当日に再検査を受けて合格すれば問題ないです。
当日に再検査を受けられない場合は「限定自動車検査証」を発行してもらいます。
これがあると車検証がなくても15日間の運転が可能なので、その間に整備工場などに持ち込んで子パーツ交換や修理をして再度持ち込みます。
もしも15日以内に再検査できない場合は、また最初から検査します。
もし車検が切れてしまった場合は、仮ナンバーを申請しないといけないのでちょっと面倒。
だから車検はギリギリじゃなく、少し余裕をもって受けたほうがいいんですよ。
車検で落ちやすい項目は?
- ヘッドライトの光軸
- サイドスリップ検査
- タイヤのはみ出し
- ブーツの破れ
- マフラー音量
このあたりで落とされることが多いように感じます。
自分ではなかなかメンテナンスできない部分も多いので、ディーラーや整備工場を通して車検を通して、もし通らなかったらそのままパーツ交換や修理をしてもらったほうがユーザーとしては楽です。
車検は絶対に行わなければならない点検整備なので、信頼がおけてかつ安い所にお願いしたいですよね。
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