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HA36VPアルトバンはスポーツカーなのか?

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アルトバンHA36Vはスポーツカーですよね?

最近、そんな風に思うようになってきました。

アルトバンに乗って、早4年、、、。

サーキット走行こそ機会がなくしていませんが、なかなかスポーティな走りができます。

そして、車の装備自体にも、随所にスポーツテイストを思わせる仕掛けが散りばめられています。

そこで、今回はアルトバンが、スポーツカーに思える理由を紹介していきます。

 

動画もあるので、こちらも合わせてご覧ください。

 

HA36VPアルトバンがスポーツカーと思える理由

理由①:エンジン始動時にクラッチを踏む

アルトバンは、エンジンを指導する際にクラッチを踏む必要があります。

これは、クラッチスタートシステムといい、後期のRX−7や、RX−8、スカイラインGTRにも搭載されています。

【豆知識】
AT車の急速な普及にともない、MT車に不慣れなドライバーが窓越しにエンジンをスタートさせて急発進する事故が起きたため、平成11年から対象車に順次、MT車に「クラッチ・スタートシステム」が採用された。

 

これがなんでスポーツカーっぽいの?というと、昔のチューニングカーってエンジンをかける前に一手間あったんですよね。

例えば、一旦キーを捻ってイグニッションをオンにして、ガソリンチェックランプが消えてから、エンジンに火を入れるとか。

 

こういう一手間かけるのは、なんとなくテンションが上がるもの。

また、クラッチを踏んでエンジン始動する=MT車ということなので、やっぱり良いですよね。

 

理由②:エンジン始動時にメーターが振り切る

アルトバンは、エンジンを指導すると、速度計が140キロまで一度振り切ります。

これ、なかなか良いパフォーマンスで、ドライバーをやる気にさせます。

 

メーターが故障していないか、確認のためのパフォーマンスらしいです。

現行の86などにも搭載され、これがあると無いでは、テンションの上がり方が違いますね。

水温計や油温計などの追加メーターも、この仕様です。

カッコいいです。

 

 

理由③:エンジンルームがスカスカ

昔から、チューニングカーのエンジンルームは不要なものが少なく、スカスカな場合が多いです。

配線や配管類をマニホールドの下に隠したり、フェンダー内に入れたりして処理するのですが、アルトバンは純正のエアクリを社外に変えただけで、かなりスカスカになります。

これはメーカー純正のチューニングカーと言っても過言ではないのでは?

 

ちなみに、アルトバンのエアクリは、バイク用です。

取り付け方法は、こちらの動画で詳しく解説しています。

 

理由④:ボンネットが軽い

やっぱりスポーツカーといえば軽量化です。

アルトバンのボンネットは小さいとはいえ、その軽さは半端じゃないです。

指一本で持ち上げられるほど。

ノーマルでも重量はわずか6.3キロ

ノーマルのボンネットは6.3キロと、とても軽いです。

こちらのカーボンボンネットは、約4キロなので、カーボンと比べてもわずか2キロしか違いません。

重いエンジンがある、フロントはなるべく軽くした方が、回頭性が上がるので、これは前後の重量配分を均等にすべく、与えられたものだと思われます。

素晴らしい。

KCテクニカによると、純正のボンネットは6.2kgだそう(FRPボンネットは4.6kg)で、FRPよりもたった1.6kg重いだけです。

重いエンジンがある、フロントはなるべく軽くした方が、回頭性が上がるので、これは前後の重量配分にも有利になります。

ちなみに、アルトバンの前後配分量はF380kg、R230kgで62:38となっています。

これは67:33のEK9シビックType Rや、65:35のDC2インテグラType RというFFの最速マシンよりも前後バランスが良く

さらに60:40のランエボやインプレッサに迫るよい数値です。(50:50が良いと言われている。RX–7やS2000、ロードスターなど)

 

理由⑤:装備が簡素

アルトバンには、基本的な装備が備わっていません。

  • パワーウィンドウ
  • オーディオ
  • スピーカー
  • オートエアコン

などの快適装備はありません。

かろうじて、ラジオ(本体から音が出る簡易的なもの)と、手動エアコンは付いています。

パワードアロックとキーレスもついてますね。

でもそれだけです。

 

不要なものを排除するこの形は、いろいろなメーカーでもスポーツカーで実践しています。

トヨタの初代86(ZN6型)は、競技ベース車の「RC」を199万円で販売していました。

スピーカー(ハーネス含む)やエアコン(ヒーターのみ)、ルームランプやフロアサイレンサーなどを省略して低価格化と軽量化を行い、競技用車両へのカスタマイズを前提としたグレードで、まさにアルトバンと似ていると思いませんか?

 

また、マツダのNDロードスターも、サーキット走行を想定した「NR-A」を出しています。

本革巻シフトノブとパーキングブレーキレバーを省いています。

 

つまり、アルトバンもアルトワークスやアルトRSから不要装備を外し、ターボでなくNAにすることで、よりユーザーの思い通りにカスタムできる方向に作ったものと思われます。

 

まとめ:HA36VPアルトバンはスポーツカーだった!

いかがでしたか?

アルトバンは、見た目こそ軽自動車ですが、その内容はスポーツカーと呼んでも過言ではないとお思います。

610キロという軽い車体を駆り出し、今こそ走りに行きましょう!

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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