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ロードスターは怖い?購入前に不安だった6つの理由とオーナーの本音

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※本記事は、NDロードスターを実際に所有し、日常使用・高速道路・オープン走行を含めて2年以上乗ったオーナーの体験をもとに書いています。

 

ロードスターって正直、怖くない?

  • 車体が小さくて高速道路が不安
  • オープンカーは事故のとき危なそう
  • FRだから滑りやすいんじゃないか
  • 視点が低くて運転しづらそう

こんな理由から、ロードスターの購入を迷っている方は多いはずです。

 

結論:ロードスターは「想像ほど怖くない車」です。

ただし、初めて乗る人が不安を感じやすいポイントがいくつかあるのも事実。

私自身も、購入前はまったく同じ不安を感じていました。

 

しかし、実際にNDロードスターを購入し2年が経ちましたが、特に『怖い』と感じることは多くありません。

この記事では、NDロードスターのオーナーとして実際に乗って分かった「ロードスターは本当に怖いのか?」という疑問に対する答えを、正直にお伝えします。

 

ロードスターが怖いと言われる理由6選

ロードスターは車体が小さくて高速道路が怖い

結論から言うと、ロードスターが小さいからといって高速道路が極端に危険ということはありません。

確かに、SUVやトラックに囲まれると不安になりますし、私も初めて高速に乗ったときは「周りから見えてるのかな?」と感じました。

ただ実際には

  • 車幅は軽自動車よりかなり広いため目立つ
  • 周囲から見落とされることはほぼない
  • 走行安定性は想像以上に高い

と感じており、高速道路を走ったからといって特別怖いと感じたことはありません。

まぁ車高が低いのでトラックの下に入り込んでしまいそうな恐怖感はありますが・・・

 

ロードスターとはいえ、無理な追い越しやスピード違反はせず、周囲から認識されやすい位置取りを意識するだけで十分です。

これは普通の乗用車に乗っていても同じですね。

 

FRの挙動は本当に怖いのか

ロードスターは後輪駆動なので「滑りやすい」「扱いが難しい」というイメージを持たれることがあります。

特に雨の日や雪道では安定感に欠き、「スピンしそうで怖い」と感じる人は多いと思いますが、それは大きな誤解です。

 

確かにFRはアクセルの踏み方やハンドル操作によって、挙動が変わりやすいです。

しかし最近の車には『横滑り防止機能』が付いており、この機能をOFFにしない限り滑らせるのは至難の業と言えます。

今時のFRはとても安全で、普通に乗っている限り公道でスピンなんかほぼ100%しません。

無理な操作をしなければ公道で危険を感じる場面はほとんどないでしょう。

 

FRだからって怖がる必要は全くありません。

 

視点が低くて運転が怖いと感じる理由

ロードスターは車高がかなり低いため、運転席に座ると地面が近いので最初は驚きます。

ミニバンはハイトール軽自動車など背の高い車からロードスターに乗り換えた場合、確かに怖いと感じてしまうかもしれません。

確かにドアを開ければ地面を普通に触れる高さですし、日本のクーペでは全高はかなり低い部類に入ります。

ホンダNSX・レクサスLFAに次ぐ3位の低さです。

この低い視点は裏を返せば、スーパースポーツに見劣りしない低さを持っている、といえます。

慣れるまでは独特ですが、この特別感は病みつきになると思いますよ。

 

オープンカーは事故のとき怖い?幌の安全性を解説

ロードスターといえばオープンカー。

幌を開けて走れば爽快ですが

  • 風が強すぎて怖い
  • 周りの音がダイレクトに聞こえて不安

と感じる人も多いです。

特に高速道路では風切り音がすごく、密閉性の高い普通車から乗り換えるとギャップを強く感じます。

ただ実際には風の巻き込みは想像より少なく、高速道路をオープンで走ってもなんとか大丈夫なレベルです。

 

うるさいのは間違い無いですが、怖いのは幌の頑丈さが心配な部分が多いと思います。

とはいえ一般道での使用は、もちろんメーカーで十分に考慮されています。

横転時の乗員保護は安全性という点では、どの車も最重要として考慮されて設計されており、保安基準や法令でも定められているので問題ないと考えています。

参考:別添24 側面衝突時の乗員保護装置の技術基準»

ロードスターにはシート背後にロールバー構造があり、万が一の横転時にも頭部空間を確保できるよう設計されているので安心です。

 

ロードスターは故障しやすくて怖いといわれる理由

スポーツカーは壊れやすいというイメージから、ロードスターもすぐ故障しそうで怖いと思う人が多いです。

ですが、本当に最近の車は壊れません。

壊れたとしても、走れないほどのダメージは出ないと思います。

NDロードスターで不具合が出やす箇所を列挙します。

分類 故障・不具合箇所 主な症状・内容
空調系 エアコン 冷えが悪くなる、効きが弱い
内装 バニティミラー/サンバイザー ミラー蓋のヒンジ破損、サンバイザー破損
電装系 パワーウィンドウ 動作が遅い、途中で止まる、異音がする
ボディ 幌(ソフトトップ) 走行中のこすれ音、異音の発生
駆動系(MT) マニュアルミッション 1速・2速が入りづらい
駆動系(MT) マニュアルミッション ミッションから「ウィーン」という唸り音
駆動系(MT) マニュアルミッション 3速・4速のシフト時にギア鳴り
駆動系(MT) マニュアルミッション 1速・2速に入らない、極端に入りづらい
電装系 DC-DCコンバータ 充電系トラブル、警告灯点灯の原因になることがある
駆動系(AT) オートマチックトランスミッション 変速ショック、変速不良

これらが故障の報告がある内容ですが、もちろんすべての車両で起こるわけではありません。

また、MTトラブルは初期型のNDで報告が多いので、10年経過した車なのである意味仕方ないのかなと思います。

 

NDロードスターは消耗品さえきちんと交換していれば、長く乗れる車です。

エンジンはアクセラと同じなので本当に壊れにくいですよ。

 

NAやNBならまだしも、NDに関してはまだ新しいモデルなので大きなトラブルも少なく、メンテナンスを怠らなければ安心して楽しめます。

ちなみにみんなが気になる幌ですが15年くらいは持つようです。

ハーフカバーなどでしっかりと保護しておきましょうね。

 

「ロードスター 故障」「NDロードスター 不具合」で検索して不安になっている方も多いと思いますが、致命的なトラブルは稀なので安心して購入できます。

 

ロードスターの維持費が高そうで怖い人へ

スポーツカーは維持費が高いというイメージがつきものですが、ロードスターも例外ではありません。

  • 税金や保険料が高そう
  • タイヤやオイル交換が頻繁でお金がかかりそう

と不安に思う人は多いでしょう。

しかし実際にはそこまで維持費はかかりません。

ざっくりですが、費用の概算を出してみました。

項目 年間費用目安 補足・内訳
自動車保険 約60,000〜90,000円 車両保険なし〜あり(エコノミー)想定
ガソリン代 約100,000〜120,000円 ハイオク/燃費15〜17km/L前後
エンジンオイル交換 約10,000〜15,000円 年1〜2回、フィルター含む
タイヤ費用 約40,000〜60,000円 16インチ・3〜4年で交換想定(年換算)
自動車税 30,500円 1.5Lクラス
車検費用 約50,000〜70,000円 2年で10〜14万円 → 年換算
消耗品(ブレーキ等) 約10,000〜20,000円 パッド・ワイパー・バッテリーなど
年間合計 約300,000〜400,000円 使い方で前後

ロードスターは排気量も1500CCで、スポーツカーとしてはかなり維持費が安い部類。

タイヤも16インチとサイズが控えめなので、そこまで高くありません。

もちろんカスタムにこだわれば費用はかさみますが、純正のまま楽しむならふつうの乗用車とあまり変わりません。

ガソリンがハイオクになるくらいですかね。

 

実際にNDロードスターに乗って感じた「本当の怖さ」

実際にNDロードスターに乗って感じた「本当の怖さ」は、事故や挙動といった物理的な危険よりも、周囲との感覚の違いでした。

車高が低いため、最初は大型車に囲まれると視界的な圧迫感がありますし、オープン時は風切り音や外の音がダイレクトに伝わります。

そのため「スピードが出ている」と錯覚しやすく、最初は必要以上に慎重になります。

 

ただし、車自体の安定性は高く、ハンドリングも素直なので、操作に対する怖さはほとんど感じませんでした。

むしろ怖いのは、運転に慣れて楽しさが勝ち、無意識にペースが上がってしまうこと。

だからこそNDロードスターでは、自制心を持って運転することが何より大切だと感じています。

 

ロードスターは怖い?購入前に知っておくべき結論

ロードスターは

  • 車体が小さい
  • FRで滑りそう
  • オープンカーは危険

といった理由から、購入前に怖いと感じる人が少なくありません。

しかし実際にNDロードスターを所有して分かったのは、その多くがイメージ先行の不安だということです。

 

高速道路での安定性や最新の安全装備、想像以上に低い故障リスク、そして維持費の安さなど、日常使いでも安心して楽しめる要素が揃っています。

確かに独特の低い視点やオープンならではの音はありますが、慣れればむしろ魅力に変わります。

 

「ロードスターは怖いからやめておこう」と迷っている方こそ、一度試乗して実際の感覚を確かめてみてください。

その印象は、きっと良い意味で裏切られるはずです。

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