車検は2年、もしくは3年に1回かならず受けなければなりません。
その費用は大体10万円前後になるのではないでしょうか?
けっこうその費用ってバカになりませんよね。
車検を安く済ませたい!という気持ちは分かりますが、車検は法律で決まっている税金(法定費用)を支払う必要があるので、ある一定以上の金額は必ずかかってきます。
では、車検に必要最低限かかってくる金額はどれくらいなのでしょうか?
今回はそんな話をお伝えしていきます。
アルトバンとRX-8に必要最低限必要な車検費用
私はいまアルトバンを所有しており、その前はRX-8を所有していました。
その車検費用を比較しますと…
- アルトバン:78,600円
- RX-8:114,500円
共に近所のディーラーで通したものです。
特にお金がない私は「安く済ませたい!」「でも整備はしっかりと行ってもらいたい」と思って出しているのでこの金額となっています。
では、マジで限界まで安く車検を済ませるといくらくらいになるのか計算してみると…
- アルトバン:50,710円
- RX-8:73,110円
これが車検の最低費用になります。
※車検有効期間2年の場合
2年ごとの車検に最低限かかる法廷費用の仕訳とは?
車検に最低限かかる法廷費用は以下の通りです。
- 車両重量税
- 自賠責保険
- 印紙税
- 代行手数料
代行手数料は、陸運局まで業者が運んでくれる手数料ですので、業者によって変わるかもしれません。
もちろん、自分で陸運局まで運べばこの11,000円はなくなります。
自分でやれないことはないけど面倒だから頼んだ方がマシですけどね。
私も1度、自分で陸運局までいった事がありますが、陸運局は近くにない上に記載する書類や印紙購入の為に並んだりと結構面倒です。
半日は普通にかかりますので、ここは業者に頼んだ方がいいでしょう。
車検の費用はあなたの車の重量によって異なりますので、車検証に記載されている重量で判断してください。
以下にその費用をまとめます。
- 重量税:2,500円
- 自賠責:26,370円
- 印紙代:1,400円
- 手数料:11,000円
- 車検基本料:30,000円
- 合計:71,270円
- 重量税:24,600円
- 自賠責:27,840円
- 印紙代:1,700円
- 手数料:11,000円
- 車検基本料:30,000円
- 合計:95,140円
軽自動車であれば7万円まで車検費用は軽減させることが(物理的には)可能です。
もちろん、車検基本料が少ないショップに持ち込めばさらに安くなります。
車検費用が高くなってしまう原因は?
いくら車検費用の安いお店を選んでも、そのままでは車検に通らないものは交換する必要があります。
この交換部品が多くなると、車検の費用は大きくなっていきます。
ちなみに、輸入車でもこの金額は変わりません。
輸入車だから車検費用が高い!というのは全くデマで、高いのは整備費用(車検基本料金)とか部品交換費用のこと。
だから外車に乗っててもそこまでビクビクする必要はありません。
●法定費用以外にかかってくる車検のお金
- タイヤの溝
- ランプ切れ
- ベルトの異音
- 速度計などの誤差
- 排気音量の超過
- 油脂類交換
- バッテリー交換
- 冷却水交換
このあたりは車検NGになりやすく、交換しなければ車検は通らない場合も多いです。
全くなにも交換しなければ最低金額で通す事も可能ですが、車検のついでに整備もお願いしておかないと次の車検まで車が持たないかもしれないので、ある程度は整備をお願いしておくといいですよ。
車検費用を抑えるためにしておきたい事
車検費用の大半は車検基本料金と整備費用に掛かってきます。
車検基本料金は、ディーラーに頼むと丁寧に見てくれる分、割高です。
逆に、オートバックスやイエローハットにお願いすれば最低限の部分しか見ませんが、割安になっています。
また、車販売店(コバックなど)でも比較的安価に車検に通してくれるのでお勧め。
ガソリンスタンドなんかも安いらしいですよ。
ただガソリンスタンドは作業工賃が高いので、整備をお願いするのは避けましょう。
以前、テールランプの交換工賃に1,575円取られそうになりましたからね。
●不要な検査項目を省く
- エンジンオイル
- エレメント
- エンジン洗浄
- 下回り洗浄
- ラジエター点検
- バッテリーチェック
これらはべつに点検しなくても車検は通ります。
こういった内容のものは省くことで車検費用を安くすることが可能。
日頃からメンテナンスをしている(オイル交換定期的にしている、洗車を自分でしている)という方は省いてもOKですが、ここ1年くらいボンネットすら開けたことない、という人は省かないほうが良いです。
余計に費用がかさんでしまう可能性があります。
●車検事前点検に出してみる
車検事前点検は、業者に車を運んで30分くらい点検して車検の見積もりを出すことです。
事前に点検することで必要な部品やエンジンオイルの汚れ具合、タイヤの溝などもチェックしてくれるので車検時に必要な金額が大まかにわかります。
交換が必要なパーツは自分で交換してもいいですし、安いお店で交換しても良いですね。
また、事前点検すると早期割引として2,000~3,000円の割引が受けられる場合があるのでお勧めです。
まとめ:車検は法定費用まで安くできるが、おすすめしない
車検はその名の通り車両検査です。
あなたが安全に車に乗れること、そして周囲の人に安全を提供できること
これが車検の意義になります。
車検費用が高い高いと言われますが、クルマは機械なので定期的なメンテナンスは必ず必要。
なんで車検が必要か知っていますか?
車に乗っている人の99%は自分でメンテナンスをしないからです。
車には『保安基準』という守らなければならない基準があるのですが、年数経過によりこの基準から外れてしまう車もおおいのです。
そして、基準から外れるほどメンテナンスをしていない車に乗る事は事故などの危険がつきまとうので、車検は必須。
車検費用を抑えたいのであれば、定期的なオイル交換や自分での定期点検をしておくべきです。
- あなたは自分の車のボンネットを開けたことがありますか?
- ワイパーや電球の交換はできますか?
- タイヤの空気圧を自分で調節していますか?
- 車のエンジンオイルを定期的に変えていますか?
これらができないのであれば、お金を払って車検とメンテナンスを受けてください!
そして、車検を安く済ませたい!というあなたにおすすめの記事がこちらです。
メンテナンスできていない車に乗られるのは迷惑ですし、あなた自身以外にも周りの人や、あなたの家族をも巻き添えにしてしまう恐れがある、ということをお忘れなく。