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NDロードスターは年式によって何が違う?何年式を選べばいいの?

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NDロードスターを購入しようと思ったとき、どの年式を選べばいいのか悩みませんか?

年式が新しい方が良いのは当然なのですが、予算を考えると新しければ良いという問題でもありません。

 

私はいろいろ調べた結果、2015年式の初期のロードスターを買いました。

この記事では、NDロードスターオーナーになった私が、どういう視点でロードスターを選んだのか、年式ごとの違いやおすすめの選び方をわかりやすく紹介します。

ロードスターには前期・中期・後期と分かれており、どんな人にどの年式のロードスターがお勧めできるかもお伝えします。

細かい点を説明すると長くなってしまうので、大切な部分を抜粋し、できるだけ詳しく解説します。

これから、ロードスターの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

 

動画でも解説しています。

 

NDロードスターの年式による性能の違い

NDロードスターの分け方は、なぜか色々あります。

  • 前期ND1(2015〜2023)と後期ND2(2023〜)
  • ND1(2015〜2017)とND2(2017〜2023)とND3(2023〜)
  • 前期(2015〜2018)と中期(2018〜2023)と後期(2023〜)
  • 前期(2015〜2024)と後期(2024〜)

なんだかよくわかりませんが、明確にここで仕分けるというルールはなさそうです。

ただ、区切りとして考えた場合

  1. 前期(2015〜2018)
    エンジン性能:131馬力/15.3キロ
  2. 中期(2018〜2023)
    商品改良によるエンジン性能のアップ:132馬力/15.5キロ
  3. 後期(2023〜)
    ビッグマイナーチェンジ

で分けるのがわかりやすい(選びやすい)んじゃないかな、と思います。

 

前期型(2015年5月〜2018年6月)の特徴

前期型は、2015年5月から2018年6月までに生産された車両で、 エンジンは1.5LのSKYACTIV-Gですが、最高出力は131馬力、トルクは15.3キロのものです。

フルモデルチェンジ直後なので、「原点回帰」という開発コンセプトを最も色濃く反映したモデルです。

先進装備も少ないので、ある意味NDロードスターの中でも最もロードスターらしく、人馬一体感を楽しめるモデルとなっています。

 

2017年11月に商品改良が行われましたが、対して大きな仕様変更ではありませんでした。

前期型はどの年式を買っても大きな差はありません。

 

中期型(2018年6月〜2023年10月)の特徴

中期型は2018年6月から2023年10月までののもので、見た目は変わりませんが内容が大きく改良されている年代です。

エンジンは見直しがかかり、最高出力は132馬力、トルクは15.5キロと少し上昇し、安全装備や性能がグッと上がっています。

  • 先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が標準装備化
  • アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)
  • スマート・シティ・ブレーキ・サポート
  • AT誤発進抑制制御[前進時/後退時](AT車のみ)
  • リアパーキングセンサー(センター/コーナー)
  • 車線逸脱警報システム(LDWS)
  • ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)
  • リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)
  • テレスコピックステアリング

が全グレードに標準装備となりました。

さらに細かいグレードでは

  • ハイ・ビーム・コントロールシステム(S・SSP・NR -Aのみ)
  • 交通標識認識システム(S leatherP・RSのみ)
  • ドライバー・アテンション・アラート(S leatherP・RSのみ)

が追加され、前期に比べて安全装備がモリモリに追加されているのがわかると思います。

これが中期型の特徴です。

 

商品改良は2019年11月と2020年12月、2022年11月に行われましたが、そこまで大きな変更はないのでスルーでOK。

重要なのは2021年12月の改良で990Sの登場とともに新技術として、キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)を全モデルに採用されたこと。

KPCはカーブで車を安定させる機能で、カーブを曲がるときに内側の後輪へほんの少しだけブレーキをかけ、車体が傾くのを抑えます。

するとタイヤが路面をしっかりつかみ、車が地面に吸い付くような安定した走りになります。

普段はほとんど作動を感じませんが、スピードを上げてワインディングなどを走るほど効果を発揮し、安心して気持ちよく曲がれるようになります。

 

中期型ではKPCの必要性を考え

  • 2018年〜2021年11月までのKPC非装着モデル
  • 2021年12月以降のKPC装着モデル

で選ぶ判断をすると良いと思います。

どちらを選らんでも前期型よりは安全性はめちゃくちゃ高くなっています。

 

後期型(2023年10月以降)の特徴

後期型は2023年10月以降の車両で、いわゆるビッグマイナーチェンジが行われたモデルを指します。

 

歴代最高の性能と言われる内容で、中期型の安全装備に加え以下のものが追加されています。

  • MRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)
    SSPのみオプション Sは設定なし
  • SBS-RC(後退時左右接近物検知ブレーキ)
    全グレード
  • 電動パワーステアリング性能見直し
    全グレード
  • SKYACTIV-G 1.5をハイオク専用セッティングへ変更
    最高出力が約4PS(3kW)向上(136馬力) 全グレード
  • MT車・RFの制御プログラムを最新版へ変更
  • アシンメトリックLSD(新採用)
    Sのみ設定なし
  • DSC-TRACK(新機能)
    MTのみ
  • デイタイムランニングライトのデザイン変更
  • ヘッドライト・ウインカー・リアランプなど全灯火類をLED化

前期型と中期型と比べても、いや、歴代ロードスターで比べても装備や安全性能、快適性は最も優れています。

 

それでは、ここまでの前期・中期・後期がどんな人にお勧めできるのかを解説します。

 

予算を抑えてNDを楽しみたいなら2015〜2018年式

前期型(2015年5月〜2018年6月)のNDロードスターは、「原点回帰」という開発コンセプトを最も色濃く反映したモデルです。

現代のスポーツカーでは珍しい軽量ボディとシンプルな装備を組み合わせることで、「運転する楽しさ」を徹底的に追求しています。

 

NAロードスターを目標とした操作感

最大の魅力は、余計な電子制御に頼らず、ドライバーの操作がそのままクルマの動きにつながる素直なフィーリング。

原点回帰=NAロードスターを目標として開発されました。

 

後期型に比べ、先進安全装備が少ないというのは、むしろメリットでもあります。

アクセルを踏めば加速し、ステアリングを切れば思い通りに曲がるという、スポーツカー本来の一体感を味わえます。

最新モデルのような多くの運転支援機能がない分、自分でクルマを操っているという感覚を楽しめます。

 

歴代でも最軽量の最新ロードスター

車両重量が非常に軽いことも前期型の特徴。

  • 初代 NA6CE(初期型) 940kg
  • 2代目 NB6C(シリーズ1) 1,000kg
  • 3代目 NCEC(シリーズ1) 1,100kg
  • 4代目 ND5RC(Sグレード) 990kg

※グレードにより異なる

新型車なのに30年前の初代とそんなに重さが変わらないのがすごいし、何より先代より100キロも軽くなったのもすごい。

さらに言えばロードスターRSは前期型モデルだと1020kgですが、2023年以降の後期型モデルだと1050kgとなっています。

最軽量のSグレードでは1トンを切る軽さを実現しており、ステアリングを切った瞬間のノーズの入りや、コーナーをひらひらと駆け抜ける感覚は、後年モデルよりは感じやすいと思います。

 

10年選手だからこそカスタムに強い

カスタムベースとして人気が高いのも前期型ならではで、発売から年数が経過しているため、サスペンションやマフラー、ホイール、コンピュータなど社外パーツが非常に豊富。

電子制御も比較的シンプルなため、コンピューターチューニングや各種カスタムの自由度が高いのでカスタム派の人におすすめです。

 

今時の車は安全装備が豊富でフロントバンパーを外すのも一苦労ですが、前期型のロードスターではそんな心配は不要です。

安全装備が現在ほど充実していないことから、フロントバンパー周辺のカスタムやナンバープレート移設なども比較的自由に行えます。

前期型はサーキット仕様やドレスアップ仕様など幅広いカスタムに対応できるので、思い通りの車作りができます。

 

年式は古いが球数豊富で安く手に入る

前期型のロードスターは年式が古めで安全装備も少ないので値段も手頃です。

よく売れた年式でもあるため、非常に見つけるのが簡単です。

ロードスターという特性上、大切に乗られてきた車両も多く、メンテナンスが行き届いていて比較的程度の良い車が多いのも魅力です。

 

車をいじりたいし、予算も少ない人にとって前期型のロードスターを強くお勧めします。

私は前期型のロードスターを購入しています。

中古車価格:2015〜2018年式 約160〜220万円
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NDで街乗りとスポーツを両立したいなら2018年式以降

2018年6月のマイナーチェンジで登場した中期型のNDロードスターは、見た目こそ前期型と大きく変わりませんが、中身は大幅に進化しています。

エンジン性能、安全装備、快適性などあらゆる面が見直されており、街乗りからスポーツ走行まで高い完成度を誇るモデルです。

特に先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が標準装備化されたのがデカい。

安全性に関しては前期とは比べ物にならないほどの進化を遂げているのがこの2018年式の中期型です。

 

エンジンの出力も一新した中期型

エンジン出力も見直され、馬力も前期より1馬力、トルクは0.2キロ向上しました。

この進化が前期と中期の境目として考えていいと思います。

体感はできないかもしれませんが、大きな進化だと思います。

 

安全装備の大型強化

走りの性能も良くなっているのですが、安全装備が充実していることも後期型の魅力です。

2018年の品質改良では

  • 先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が標準装備化
  • アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)
  • スマート・シティ・ブレーキ・サポート
  • AT誤発進抑制制御[前進時/後退時](AT車のみ)
  • リアパーキングセンサー(センター/コーナー)
  • 車線逸脱警報システム(LDWS)
  • ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)
  • リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)
  • テレスコピックステアリング

が全グレードに標準装備となりました。

スポーツカーでありながら、日常使いでも安心して運転できる一台へ進化しています。

 

中期型のターニングポイント:KPCの標準装備化

2021年の商品改良では、KPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)が全車標準装備となりました。

KPCはコーナリング時に内側後輪へわずかにブレーキをかけることで車体のロールを抑え、より自然で安定した旋回性能を実現するマツダ独自の技術

電子制御でありながら介入感は少なく、ロードスター本来の軽快な走りを損なわずに安定性を高めています。

電子介入は多少ありますが、より良い姿勢でより気持ちよく走れる仕様になっているのが特徴で、このKPCがあるかないかが中期型を選ぶポイントになります。

 

安全装備と快適装備の充実

快適装備も年式を追うごとに充実しており、この中期型はかなりのレベルまで到達しています。

  • Apple CarPlay
  • Android Auto
  • USB Type-Cへの変更

など、日常での使い勝手も向上しています。

長距離ドライブや旅行で使用する機会が多い方にとっては、こうした細かな改良も大きなメリットといえるでしょう。

 

多少価格は高いが最もおすすめの年式が2018年

中古車としては前期型より価格が高めですが、その分、走行性能や安全性能は大きく向上しています。

その代わり、安全装備のキャンセルが難しく、コンピュータのカスタムなどは断られる場合もあるので注意が必要です。

 

  • 初めてロードスターを購入する人
  • 普段使いとスポーツ走行を両立したい人
  • カスタムはそこまで求めていない人

このような萱方には後期型は非常にバランスがよく、特に2021年以降のKPC搭載モデルは完成度が高いので安全性に拘るなら後期型が絶対におすすめです。

中古車価格:2018〜2021年式 約220〜280万円
2021〜2023年式 約250〜320万円
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最新のNDロードスターを楽しみたいなら2023年式以降

2023年10月の商品改良で登場した最新型NDロードスターは、発売以来最大級ともいえる進化を遂げたモデルです。

まさにフルモデルチェンジ級のマイナーチェンジでした。

  • MRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)
    SSPのみオプション Sは設定なし
  • SBS-RC(後退時左右接近物検知ブレーキ)
    全グレード
  • 電動パワーステアリング性能見直し
    全グレード
  • SKYACTIV-G 1.5をハイオク専用セッティングへ変更
    最高出力が約4PS(3kW)向上(136馬力) 全グレード
  • MT車・RFの制御プログラムを最新版へ変更
  • アシンメトリックLSD(新採用)
    Sのみ設定なし
  • DSC-TRACK(新機能)
    MTのみ
  • デイタイムランニングライトのデザイン変更
  • ヘッドライト・ウインカー・リアランプなど全灯火類をLED化

など幅広く見直され、より完成度の高いロードスターへと進化。

 

マツダの最新世代となる運転支援システムが採用され、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、車線逸脱警報などの安全機能がさらに進化し、これまで以上に安心して運転できるスポーツカーとなりました。

もちろん、KPCも全車標準装備。2021年で進化した装備品はそのまま採用されています。

 

DSCトラックモードの追加

この年式からDSC(横滑り防止装置)に新たな「DSC-TRACKモード」が追加。

サーキット走行では不要な制御を抑えつつ、安全性を確保できるようセッティングされており、スポーツ走行を楽しみたいユーザーにも配慮されています。

 

街乗りでは安全性を重視しながら、走りを楽しみたい場面ではより自由度の高いドライビングが可能になりました。

 

カスタムには弱い一面もある

一方で、電子制御や安全装備が増えたことで、カスタムの自由度は歴代モデルの中で最も低くなっています。

あるチューニングショップではこの年式の車両(ND5RE)はコンピューターチューンができなかった、と話しています。

安全装備や先進的装備が増えれば、DIYでのカスタムのしにくさは増えていきます。

自由に弄れる幅は前期とは比べ物にならないほど狭いです。

そこは考慮する必要があるかもしれません。

 

2023年式のNDは中古車市場は高値推移だが将来的な投資にも

中古車価格はまだ高めですが、その分、装備や安全性能、快適性は歴代NDロードスターの中でも最も優れています。

長く所有したい方や、最新装備を重視する方にとっては非常に満足度の高いモデルといえるでしょう。

 

また、2023年のビッグマイナーチェンジ後のモデルは生産期間が比較的短くなる可能性もあり、将来的には他の年式より希少価値が高まると思います。

例えば、NEロードスターがEVやハイブリッドで出たとしたら、このNDロードスターの最終型はとてつもない金額になる可能性があります。

中古車価格:2023年式以降 約300〜380万円
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まとめ

NDロードスターは、一見するとどの年式も大きな違いがないように見えますが、実際には走行性能や安全装備、電子制御などが年々進化しており、それぞれ異なる魅力を持っています。

そのため、どの年式が一番優れているというよりも、自分がどのようなカーライフを送りたいかによって最適なモデルは変わります。

  • 予算をかけずにカスタムやサーキット走行を楽しみたいなら前期型
  • 長く安全に楽しみたいなら中期型
  • 最新のNDがいいなら2023年の後期型

がいいと思います。

年式 馬力 KPC 安全装備 おすすめ
2015〜2018 131PS × ★★★★★
2018〜2021 132PS × ★★★★☆
2021〜2023 132PS ★★★★★
2023〜 136PS ◎◎ ★★★★★

 

もちろん予算と使い方の相談にもなると思います。

 

それぞれにしかない魅力があり、用途によって乗り分けられたら理想的ですよね。

どの年式を選んでも、NDロードスターの魅力である「人馬一体」の走りは変わりません。

価格や年式だけで判断するのではなく、自分が何を重視するのかを明確にして選ぶといいと思います。

購入を検討しているかたは、ぜひ実際に試乗し、それぞれの年式の違いを体感したうえで、自分にぴったりのロードスターを見つけてください。

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