アルトバンをMOTAで売ってNDロードスターを買いました。
車系YouTubeやってます!ぜひみてください!
youtubeなどで、車の整備動画を見ていて「これなら自分でもできそうだ」と思う事が増えてきました。
知識や技術、経験がなくても、ネットで細かくやり方がわかります。
しかもカー用品やパーツもネットで簡単に、かなり安く手に入るようになりました。
「ネットで買ったけど、取付けしてもらえる店が分からないしお金もかかるから、自分でやってみようかな」って思ったことはありませんか?
それが車整備の第一歩なんです。
車の整備をしようと思った時に必要なのが工具です。
私は自分の車をいじって20年くらいになりますが、よく使う工具はだいたい限られています。
あまり難しい整備はしないので、私がよく使う工具を揃えておけば、とりあえず車の整備は何とかなるのではないかと思います。
そこで今回は、整備の初心者がどんな工具を揃えればいいのか?
必要最低限の工具を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
工具はセットで買う?バラで買う?
車の工具っていうと難しそうに思えますが、簡単な作業なら特殊なものは必要なくて、一般的な工具があれば十分です。
初めて自分で工具を買おうとすると「とりあえず、一通り揃ってる工具セットを買おうかな?」となります。
工具セットってこういうものです。
ぜんぶ揃ってるのでラクですし、なによりカッコいいですよね。
おれ、整備してるぜ!みたいな。
でも初心者の車いじりの場合、このようなセットを買っても使わないモノも多いです。
また、セット物はかなりお高くなってしまいますので、まずは定番の工具メーカーのモノで必要最低限を揃えたほうが経済的です。
普通に整備するくらいなら、そんなにたくさん工具は不要です。
はじめは最低必要な工具と、よく使うサイズのもの単品で揃えていくほうがいいと思います。
そして必要な時に徐々に買い足していくほうが無駄がないのでお勧め。
だから最初はセットじゃなくて、ここで紹介する工具から集めていく事をお勧めします。
工具のおすすめのメーカー
私が最もお勧めしているのがKTC 京都機械工具株式会社です。
国産で信頼性も高いですし、品質も良いです。
証明書も発行されており、保証もついています。
他にもTONE(トネ)やKo-ken(山下工業研究所)、海外でいえばSnap-on(スナップオン)なども良いと思います。
自分の気に入ったメーカーのモノを揃えればいいです。
安さだけで工具を求めると思わぬ事故につながるかもしれませんので、信頼のおけるメーカーを選んだほうがいいですよ。
100均の工具ってどうなの?
100均にも工具は売っています。
意外にも良い感じで使えてしまうので大したものです。
私も何度か使いましたが、あまり使わない工具(メガネレンチの6ミリ・ノギス・ゴムハンマー・メジャーなど)は100均で揃えました。
一度、六角レンチとドライバーも買ってみましたが、力を入れたら曲がってしまったので車の整備にはあまり向かないかもしれません。
あくまで家庭用と言った所でしょうか。
100均で揃えても何とかなるけど、上記でお伝えしたような有名メーカーの工具は10年20年と持つので、どうせ買うなら有名メーカーの方がいいと思いますよ。
私が使ってる工具は父親から譲り受けたもので、大半がKTC(京都機械工具)とTONE(トネ)ですがまだまだ使えます。
もう30年くらい使われているはずなんですけどね。
よいものは代々伝わって長く使えます。
初めて車整備用の工具を買うならどれがおすすめ?
メガネレンチ
メガネレンチは、六角ボルトやナットを締めたり緩める時に使用する工具です。
メガネレンチは車の整備では間違いなく使用するので、絶対に用意しておきましょう!
使うボルトによって大きさは異なりますので、複数用意しておくことが必要です。
【車でよく使うサイズ】
-
- 8、10、12、14、17、19ミリ
それ以外の大きさのものは必要な時に購入すればOK。
メガネレンチは、頭とお尻でサイズの違うボルトに対応しているので、5本程度用意すればいいのでコスパが良いです。
100均でも買えますが、精度があまりよくないのでもう少し良いものを買ったほうがいいと思います。
ボルトの頭を舐めると外せなくなってしまいますから。
メガネレンチは、使い道が多いので、購入必須アイテムです。
また、反対側がコの字になっている「片目片口スパナ」もあると狭い場所でのボルト外しに便利です。
さすが日本製で作りがすごく良いのが特徴
ネット通販ならではの格安で買えてしまう時代になりました。
箱は簡易的ですが、変に凝った箱にして値段が上がるより、手ごろなのもおすすめ。
ラチェットとソケット
ラチェットハンドルはラチェット機構と呼ばれるものを搭載し、レバーを操作するだけで回転方向を変更することができる工具です。
「ソケット」と呼ばれる工具を差し込んで使用します。
ラチェット
ラチェットとソケットの差込口には規格があるので、それに対応したものを選ぶことが必要。
差込口が大きいほど、より大きい力を掛ける作業に向いています。
①4分の1インチ(6.3ミリ)
②8分の3インチ(9.5ミリ)
③2分の1インチ(12.7ミリ)
④4分の3インチ(19ミリ)
⑤1インチ(25.4ミリ)
⑥1と2分の1インチ(38.1ミリ)
⑦2と2分の1インチ(63.5ミリ)
⑧3と2分の1インチ(88.9ミリ)
考えるのも面倒なので、ラチェットとソケットがセットになっているものを買うと良いと思います。
外せるボルトのサイズはメガネレンチを同じですが、ラチェットレンチはその場でカチカチとネジを外せるので、非常にスピーディに作業ができます。
メガネレンチでは一回一回ボルトからレンチを外してボルトを緩めていかないといけませんが、ラチェットならそんな手間は要りません。
使っていていちばん気持ちのいい工具が、このラチェットだと思います。
長さやサイズによって使う場所を変えるのですが、とりあえず最初はお気に入りの1本があればOKですよ。
クルマのメンテナンスするときは、①4分の1インチと②8分3インチをもっているといいです。
これ以外は正直使いません。
とりあえず最初は4分の1インチのセットを購入してみてはいかがでしょうか。
足回りやマフラーなど、強い力を必要とする箇所以外はこれだけで問題ありません。
ソケット
ソケットは車でよく使う必要サイズを選ぶべきです。
「8、10、12、14、17、19ミリ」で、メガネレンチと同じです。
ソケットには短いタイプと深いタイプのがあります。
どちらも用途は同じですが、深いタイプは奥深いボルトや、長いボルトに対応します。
初心者は普通の短いタイプのものを持っていればいいと思います。
フルセットだと使わないサイズもあり無駄が多い気がするので、必要なサイズを狙い撃ちしたほうが絶対に良いです。
さすがKTCと言わしめる精度を誇ります。
ソケットの着脱感やレンチの歯の掛かり具合のガッチリ感は特筆もの。
手のひらサイズの使いやすいラチェットセット。
本締めもできるくらい強度はあり、別売りのドライバーグリップのエクステンションバーと使うとさらに便利。
ドライバー
ドライバーはプラスとマイナスの両方を揃えておきます。
ドライバーは工具の王様、いまは100円でドライバーセットも売っている時代です。
でも精度はあまり高くないので、ドライバーは良いものを購入しておきたいですね。
そうしないとネジの頭を舐めてしまい、外せなくなってしまいますから。
ドライバーにはサイズ(番手)があり1番、2番、3番というサイズのドライバーを揃えておけばOK。
この番号は数字が大きくなるにつれて先端のプラスやマイナス部分が大きくなっていきます。
だからこのように、たくさんのドライバーが必要になるんですね。
ちなみに、こういったセットもあります。
これはこれで役に立ちますが、力が居れにくいので車の整備には不向きです。
せいぜい内装や負荷のかからない場所に使うくらいなので、ちゃんとしたものを用意したいですね。
木柄のドライバーでは油分が付いた手で触ると滑ってしまいます。
こちらの商品は樹脂柄につぶつぶのラバー加工がしてあるので、滑りにくいのが特徴。
どのサイズも柄の根元に六角加工がしてあり、スパナを使って回すことができるので、ネジの頭が潰れにくくて良いす。
見た目もかなりカッコいい!
ちなみにこんなセットもあります。
こちらはKTCではないのですが、様々なサイズのプラス・マイナスドライバーと六角レンチ、ソケットが揃っています。
車の整備のみならず、家具や家電などの修理に役立つのでおすすめです。
持ち運びもしやすいですしね。
無駄も多いですけど・・・。
ドライバーは工具の基本中の基本です、ぜひ持っておきましょうね!
クロスレンチ
タイヤ交換時に重宝する「クロスレンチ」、十字レンチとも呼ばれます。
レンチを十字にクロスさせた形状そのものが語源で、主にタイヤを交換する際に使用します。
タイヤ交換は初心者の最初にやる整備の1つだと思うので、これは持ってないといけません。
もちろんインパクトドライバーでもいいのですが、クロスレンチのほうが安くていいと思います。
クロスレンチがひとつあれば、様々なタイプのホイールナットに対応できるので、ずっと使えます。
このクロスレンチなんて15年くらい使っています。
クロスレンチが使えてこそ、車に乗る資格があるといったら大げさでしょうか?
でもタイヤ交換もできないなんてドライバーとしてどうなんでしょう。
タイヤ交換は整備の基本ですよ、基本。
今までは量販店のセールで売っていた800円ほどの安物を使っていましたが、ナットに傷がついいたり芯がずれてたりしましたが、さすがのKTC。
多少値段は高いですが、ずっと使えるものだしと思い切って購入してよかったです
油圧ジャッキ
油圧ジャッキは車体をジャッキアップするために必要な工具です。
手動でクルクル回すやつはパンタジャッキと言いますが、あんなの疲れるだけでクソです。
油圧ジャッキは少ない力でガンガン車を持ち上げられるので、車の整備をする人は持っておいてほしい所。
油圧ジャッキには「フロアジャッキ」と「ガレージジャッキ」があります。
コンパクトなものがフロアジャッキ、一回り大きいものが「ガレージジャッキ」です。
とりあえず最初はコンパクトなフロアジャッキを購入しましょう。
ガレージジャッキは排気系や足回り部品の交換作業、オイルやフィルター交換など、車の本格的な作業をするとなった場合には必須ですけどね。
こちらのフロアジャッキは6000円くらいですが、ガレージジャッキは2万円くらいします。
まずはフロアジャッキを購入し、それでは物足りなくなったらガレージジャッキを買えばいいと思います。
実際に私はガレージジャッキを持っていません。
それなのに「クーラント交換」「オイル交換」「タイヤ交換」「エアロ取り付け」など様々な作業をしてきました。
なんとかなりますよ!
ちなみに、KTCからは油圧ジャッキは出ていません。
最も信頼のあるメーカーといえば大自工業株式会社だと思いますので、こちらのメーカーをおすすめします。
ラジオペンチ
ラジオペンチはペンチの一種です。
様々な種類のペンチがありますが、ラジオペンチはいろいろな所に使えるのでおすすめです。
一番左の先っちょの尖ったやつがラジオペンチです。
ラジオペンチは切る、曲げる、引っぱる、挟むなど多機能で、小さな部品をつかむために先端が細くなっているのが特徴。
針金を縛ったり、細いタイラップを引っ張ったり、フェンダーカバーのプラスチックビスを外したり、1本あると便利ですよ。
ラジオペンチ以外にも電工ペンチ、プライヤーなどもあるといいですが、まずはラジオペンチだけでもいいかなーと思います。
あとニッパーもあると、電線やタイラップのカットに役立つのでこちらもおすすめです。
ハサミやカッターだとなかなか切れないんですよね
工具には使用用途というものがあるんです。
ツールの質の良さが特に良い。
精密さはもとより、鋼の適度な重さやグリップの握り心地もとてもいい。
ナットやビスを始め、いろいろなものを挟む必要がある時に重宝します。
よく切れてストレスありません、バンセンもスパッと切れる優れもの。
六角レンチ
六角レンチは先端が六角形の形状をしたL字型の棒です。
六角穴付きボルトの着脱に使用する工具ですね。
自転車や本棚などの組み立てで使いますね、主に大きな力がかかり、強く締めこむ必要がある箇所に使われています。
私はこんな感じの10徳ナイフ見たいのを持っていますが、簡易的な10徳レンチ、この程度のモノなら1000円程度で帰るのですが、作業性はあまりよくないです。
思いっきり力を入れると曲がってしまう耐久性の無さなので、六角レンチはキチンとしたものを買ったほうが絶対に安上がりです。
特に車はネジの締めこみが甘いと重大な事故につながる可能性があるので、工具って本当に大切なんですよ!
KTCなのに安い、値段を考えたら良しですよ!
カチッと刺さるしパキッと外せる。
サイズがちょうどいいから車載工具に入れておいてください。
まとめ
初心者におすすめの工具をまとめます。
- 「メガネレンチ」
- 「ラチェット」
- 「ソケット」
- 「ドライバー」
- 「クロスレンチ」
- 「油圧ジャッキ」
- 「ラジオペンチ」
- 「六角レンチ」
この8種類があれば、とりあえず車の整備は可能です。
まずはホームセンターでこれらの商品を探してみてください。
もちろん、ネットで購入してもですよOKですよ!
最期に、面倒な方にフルセットの紹介です。
やっぱり工具ボックスもあるとメチャクチャやる気出ますよ!
少し値段は高いですが値段以上の良さがあります、使いやすく頑丈なので外に置きっぱにしていても壊れたりはしてないです!
唯一の不満は凄く重い事です、持ち運びはあんまりしやすくないです。(あたりまえ)
この存在感はヤバいですね。
さぁ、これを揃えてハッピーなカーライフを送ってください!
▽動画では実際に使っている工具を紹介しています、ぜひご視聴ください