車をカスタムしたいけれど、売るときの価値はできるだけ落としたくない。
そう考える方は、かなり多いと思います。
実際、カスタムの内容によっては査定額が数十万円単位で下がることも。
せっかくお金をかけたのに、いざ手放すときに損をしたような気持ちになるのは避けたいですよね。
ただ、個人的にはカスタムしたら必ず価値が下がる、というわけでもないと思っています。
カスタムするポイントさえ押さえて手を入れれば、愛車らしさを楽しみながら、売却時の価値をなるべく落とさずに済みます。
内容によっては、むしろプラス評価につながることもあるかもしれません。
この記事では、車の価値をできるだけ落とさずにカスタムする方法を、わかりやすく解説していきます。
カスタムは基本的に自己満足の世界ですし、自分が気に入った仕様に仕上げるのがいちばん。とはいえ、あとで手放す可能性が少しでもあるなら、査定で不利になりにくいポイントは知っておくべき。
これからカスタムを始めたい方はもちろん、すでにいろいろ手を入れている方にも参考になる内容だと思います。後悔しないカスタムのために、ぜひチェックしてみてください。
▽動画でも解説しています▽
車の価値を落とさないカスタム①純正に戻せるようにする

車の価値を落としたくないなら、できるだけ純正状態に戻せるカスタムを選んだほうがいいと思います。
要するに、売るときにノーマルへ戻すということ。
カスタムすることでマイナス評価になってしまうくらいなら、売るときに純正に戻せばいいよね、ってことです。
中古車市場では、やはりノーマルに近い車のほうが売りやすいからですね。
カスタムカーが好きな人は一定数いますが、中古車を探している人の大半がそうとは限りません。
オーナーから見れば格好いい仕様でも、買う側からするとリスクを伴います。
どんな使われ方をしたかわかりませんし、カスタムするような人は少し乱暴な運転をする可能性もあるからです。(偏見です)
どんな使われ方をしてきたのか分からない、故障リスクが気になる、そんな印象を持たれやすいんですよね。
実際、カスタムにいくらお金をかけたかは、査定ではそこまで重視されないことも多いです。
むしろ大事なのは、次の買い手が乗りやすい状態かどうか。
そう考えると、カスタムカーはどうしても評価が下がりやすいです。
だからこそ、売却前にノーマルへ戻せるようなカスタムを選ぶべきで、取り外した社外パーツは中古パーツ店やオークションで売って小遣いを回収しましょう。
車の査定額を守りつつ、パーツ代も一部戻ってくる。
個人的には、この形がいちばん損しにくいと思っています。
逆に、元に戻しにくいカスタムは要注意です。
たとえばオールペイントのように、純正状態へ戻すのが現実的ではないものは、リセール重視なら慎重に考えたほうがいいかもしれません。
車の価値を落とさないカスタム②有名ブランドのパーツを選択

カスタムしつつ車の価値も意識したいなら、使うパーツはできるだけ有名ブランド品を選んだほうが無難です。
有名ブランドのパーツは、それだけで安心感があります。
中古市場でも名前が通っているので、たとえカスタム車であっても査定が極端に下がりにくい傾向があります。
逆に、無名メーカーのパーツは評価がつきにくく、場合によってはマイナスに見られることもあるようです。
分かりやすい例が、レイズのTE37のような人気ホイールですね。
新品価格はかなり高いですが、中古でも値崩れしにくく、欲しい人がはっきりいるパーツです。
こういうアイテムは、単なる改造ではなく価値のある装着品として見てもらえる可能性があります。
ホイールならレイズ
やBBS
、シートならレカロ
、ステアリングならNARDI
やMOMO
、追加メーターならデフィ
。
このあたりは定番ですが、やはり定番には理由があります。
もちろん、どんな有名ブランドでも無条件でプラスになるとは言い切れません。
車種との相性や仕様全体のまとまりもあります。
ただ、少なくとも無名パーツを寄せ集めるよりは、査定で不利になりにくいはずです。
カスタムの満足度とリセールを両立したいなら、ブランド選びはかなり大事なポイントだと思います。
車の価値を落とさないカスタム③ボディに穴開け加工をしない

ボディに穴を開けるカスタムは、できれば避けたほうがいいと思います。
査定では修復歴だけでなく、ボディの加工歴も見られます。
たとえ事故歴がなくても、穴あけ加工があるだけで再販しにくい車と判断されることがあり、マイナス評価につながるケースもあります。
たとえばエアロやGTウイングの固定で穴を開けてしまうと、あとから外しても跡が残ります。
板金で埋めることはできますが、その補修歴が別のマイナス要素になる可能性もあるんですよね。
ロールバーの取り付けなんかも、やり方によっては減点対象になりやすい印象です。
カスタムするときは、できるだけ既存のボルト穴を使う、両面テープで固定できるものを選ぶなど、ボディにダメージを残さない方法を優先したいところです。
見た目の迫力は出ても、取り返しのつかない加工になると後で効いてきます。
カスタム中はテンションが上がって忘れがちなんですが、このあたりは冷静に見ておいたほうが後悔しにくいですね。
車の価値を落とさないカスタム④消耗品をカスタムする

価値を落としにくいカスタムとして、意外とおすすめなのが消耗品のアップグレードです。
たとえば、
- エンジンオイル
- クーラント
- バッテリー
- プラグ
- ブレーキパッド
- タイヤ
- エアフィルター
- エアコンフィルター
- ワイパーブレード
などがそれです。
このあたりは、いずれ交換が必要になるパーツなのでどうせ替えるなら、少し性能のいいものや信頼できるメーカー品にしておく。
これはカスタムというより、メンテナンスの延長として受け取られやすいです。
実際、こうした消耗品は査定でマイナスになりにくく、むしろ状態が良ければ好印象につながることもあります。
特にタイヤやブレーキまわりは、次のオーナーがそのまま使えるかどうかに直結する部分です。
安物より、ちゃんとしたメーカーのものが入っているほうが安心感がありますよね。
見た目だけのカスタムと違って、機能面のアップグレードは比較的受け入れられやすいんです。
純正に戻す必要もほとんどありませんし、日常的に効果を感じやすいのもメリットです。
派手さはないですが、個人的にはかなり賢いやり方だと思います。
カスタムをしたいけれどリセールも気になる、そんな方はまず消耗品から手を入れてみるのもアリです。
車の価値を落とさないカスタム⑤純正オプションを優先

リセールを最優先で考えるなら、やはり強いのは純正オプションです。
純正オプションは、メーカーやディーラーがその車種に合わせて用意している装備です。
フィッティングや品質の面で安心感がありますし、中古車として売るときも説明がしやすい。次の買い手から見ても受け入れやすいので、査定で不利になりにくいんです。
実際、中古車査定では純正ナビや純正エアロがプラスに働く一方、社外品は評価が落ちることがあります。
もちろん、社外パーツがすべてダメというわけではありませんが、万人受けするという意味では純正オプションの安定感はかなり大きいです。
中古車販売店からしても、純正オプション付きの車は売りやすいんですよね。
仕入れたあとに余計な説明がいらないですし、次のオーナーにも勧めやすい。
だから結果的に、買取価格にも反映されやすいのだと思います。
カスタムを楽しみながら価値も落としたくないなら、純正オプションを軸に考えるのはかなり有効です。
特にメーカーオプションは新車時しか付けられないものも多いので、後から欲しくなっても手に入りません。
そのぶん価値が残りやすい傾向があります。
派手な改造ではありませんが、リセールを考えるのであればかなり良い選択だと思います。
ディーラーやメーカーオプションだけでなく、ワークスのカスタムもいいと思います。
- マツダ=マツダスピード、オートエクゼ
- トヨタ=TRD、GAZOO Racing
- ホンダ=スプーン
- 日産=NISMO
- 三菱=ラリーアート
など。
もし新車で購入する予定があるなら、最初のオプション選びの時点でリセールを意識しておくといいと思います。
あとから社外品で補うより、最初から純正オプションを選んでおいたほうが、結果的に価値が残りやすいと思います。
車の価値を落とさないカスタム⑥外した純正パーツを保管しておく

カスタムをするなら、外した純正パーツはできるだけ保管しておくのがおすすめです。
先ほども触れたように、車の価値を守るうえで重要なのは、いつでも純正に戻せる状態を残しておくこと。
足回りやマフラー、エアロなどは、純正へ戻せるかどうかで査定額が変わることがあります。
たとえ売却時に純正へ戻さなかったとしても、純正パーツが揃っているだけで査定額が変わることはあります。
車と一緒に渡せば、販売店側でノーマル仕様に戻して売ることもできますし、逆にカスタム車としてそのまま販売する選択肢も残せます。
反対に、純正パーツが欠品していると、その車をノーマルに戻したいときに余計なコストがかかります。
販売店としてはそのぶん不利ですから、査定に響く可能性があるわけです。
保管場所の問題はありますし、正直ちょっと邪魔ですが、僕はこういう純正パーツは残しておきます。
あとで後悔するくらいなら、押し入れや倉庫の片隅でもいいので残しておく。
リセールを意識するなら、そのひと手間は十分価値があると思います。
車の価値を落とさないカスタム⑦カスタムをショップに任せる

カスタムをするなら、できればその車種やジャンルに強い専門店で作業してもらうのがおすすめです。
同じ車高調やマフラー交換でも、どこで取り付けたかによって仕上がりは意外と変わります。
専門店はその車種の癖や定番トラブルを把握していることが多いので、配線処理や取付精度まで丁寧なケースが多いです。
スポーツカーやカスタムカーは特にそうですが、全体の方向性が揃っている車のほうが見栄えが良く、売るときの印象も悪くありません。
サーキット仕様なのか、ストリート寄りなのか、ドレスアップ重視なのか。そういうコンセプトが見える車は、好きな人にはちゃんと刺さります。
さらに、専門店での作業は記録が残ることもあります。作業明細や保証書、取付証明があると、カスタム内容の信頼性を説明しやすくなるので、これがプラスに働くこともあるでしょう。
そしてもうひとつ大事なのが、売るときの査定先です。
カスタムした車を一般的な買取店に持ち込むと、価値をうまく評価してもらえないことがあります。
せっかくお金をかけたパーツや仕様も、分からない人から見ればただの改造車で終わってしまうことがあるんですよね。
だからこそ、カスタムした車はカスタムカーに強い買取店や、その車種を得意としている専門店にも見てもらうべきです。
一般店では評価されにくいポイントでも、分かる人ならしっかり見てくれる可能性があります。
もしすでにカスタムしているなら、売るときは一般的な買取店だけでなく、カスタムカーに強い専門店や一括査定も併用したほうがいいです。
店によって評価の基準がかなり違うので、1社だけで決めると本来の価値より安く手放してしまうこともあります。
最大20社が競い合うから高くなる【MOTA車買取】
まとめ
車をカスタムしても査定額をなるべく落としたくないなら、まず意識したいのは次の3つです。
- 「純正に戻せること」
- 「穴や傷をつけないこと」
- 「人気のパーツを入れること」
の3つが基本中の基本になります。
この3つを押さえておくだけでも、リセールの差はかなり大きくなると思います。
純正に戻せるカスタムを選び、有名ブランドや純正オプションをうまく取り入れる。
ボディへの加工はできるだけ避け、消耗品は質のいいものに交換する。
さらに、外した純正パーツは保管しておく。こうした積み重ねが、売るときの評価につながっていきます。
カスタムは自己満足の世界ですし、最終的には自分が気に入るかどうかがいちばん大事です。
僕もそこは本当にそうだと思います。
ただ、どうせお金をかけるなら、乗っている間の満足感だけでなく、手放すときの価値まで見据えておいたほうが結果的に後悔しにくいはずです。
これからカスタムを考えている方は、ぜひ今回のポイントをひとつの基準にしてみてください。


